キャプテン・ファズマ、『スター・ウォーズ』エピソード8にも出演へ
大ヒット公開中の映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で、ストームトルーパーを率いる女性隊長キャプテン・ファズマを演じたグウェンドリン・クリスティーが、続編となる『スター・ウォーズ:エピソード8(原題) / Star Wars: Episode VIII』にも出演することを明かした。Peopleが報じた。
人気テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でも活躍するグウェンドリンは、第22回全米映画俳優組合賞(SAG賞)のレッドカーペットに登場した際に、「『スター・ウォーズ』の次回作にも出演するわ。ここだけの話だけど、本当なのよ」と同サイトに語った。さらには、「とても興奮したわ。この役のために長い間頑張ってきたから。そして、J・J・エイブラムスがこの映画にわたしを出演させてくれて、それも男性を想定していたキャラクターに抜てきしてくれた」と裏話も明かす。
最近では、第88回アカデミー賞の俳優部門にノミネートされた20人が全て白人だったことに抗議の声が上がるなど、ハリウッドでの多様性の欠如が話題となっているが、「ファズマの衣装はとてつもなく印象的。それに女性のストームトルーパーという考えが好きだわ。多様性を推し進めている感じで、何か新しいことに挑戦している気にさせてくれる。女性をキャスティングしたのは興味深いわね。メインストリームでのこの成功が、ほかの女性にも同じようなチャンスがめぐってくるきっかけになればいいと思うわ」と俳優陣を抑えて、キャプテン・ファズマ役を射止めたことに改めて喜びを見いだしている様子だった。
続編『スター・ウォーズ:エピソード8(原題)』では、キャプテン・ファズマはより重要な役を担うことになるだろうと同サイトは伝えている。昨年末に封切られた『フォースの覚醒』が記録的な大ヒットとなっていることから、続編は当初の予定より約7か月後ろ倒しの2017年12月15日に全米公開となることが発表された。さらには先月末、すでに製作が発表されているエピソード9以降もシリーズは続くと、ディズニーの会長兼CEOであるボブ・アイガーがBBCに語っていた。今後、女性隊長キャプテン・ファズマはどのような活躍を見せてくれるのか、さらには拡大し続けるシリーズでどのようなキャスティングがなされていくのかにも注目したい。(編集部・石神恵美子)