橋本環奈「カ・イ・カ・ン」にプレッシャー 武田鉄矢がアドバイス
橋本環奈（Rev.from DVL）が3日、ユナイテッドシネマ豊洲で行われた『セーラー服と機関銃 －卒業－』ジャパンプレミア特別試写会に来場、日本の映画史に残る名セリフ「カ・イ・カ・ン」の撮影を乗り切るにあたり、共演の武田鉄矢に支えられたことを明かした。この日は長谷川博己、大野拓朗、宇野祥平、前田弘二監督も来場した。
これまで薬師丸ひろ子、原田知世、長澤まさみとそうそうたる女優陣が主人公、星泉役を務めてきた赤川次郎原作となる伝説のタイトル「セーラー服と機関銃」を橋本主演で新たに作り上げた本作。セーラー服姿の橋本は「日本一熱かった高崎で、大勢の皆さんと一緒に作ったこの作品を披露することができてとてもうれしく思います」と笑顔を見せた。
セーラー服を着た主人公の星泉が機関銃をぶっ放し、「カ・イ・カ・ン」とつぶやく同シリーズの名シーン。その場面の撮影について武田は「機関銃の音も半端じゃなかったし、火柱もめちゃくちゃあがっていて。女の子だからおびえてしまっていた」と振り返る。故・高倉健さんからアドバイスを受けたことがあるという武田は、「『（橋本に）自分のやりたいようにやればいいんじゃないの』と言って。橋本さんという女優さんにのびのびと演技してもらいたいなと思いました」と述懐。橋本は「あのシーンはクランクアップの日に撮ったんですけど、みんながあの名シーンは成功させたいという気持ちがあって。自分では気付かないほどのプレッシャーがあったんですけど、武田さんの言葉で、リラックスして、まっすぐできました」と続けた。
そしてこの日、2月3日は橋本の誕生日。「組長、おめでとうございます！」という会場からの祝福の言葉に思わず笑顔の橋本は、「いろんな役になれる女優さんになりたいし、主題歌を歌っているので、演技も歌も、もっと頑張っていきたい」と17歳の決意を語る。さらにこの日は武田から橋本へ「贈る言葉」も。環奈の「環」という字の構成要素について解説した武田の「願い事を秘めて王への道を歩きなさい。『わたしは見てますよ』という目があなたにいつも注がれていることを意識して、お父様とお母様にもらった環という名に恥じない17歳をスタートしてください」という言葉に会場は拍手。橋本は、「今日も環という字の意味を教えていただいて、本当に、一生わたしの先生は武田鉄矢さんだなと思います」と晴れやかに付け加えた。（取材・文：壬生智裕）
映画『セーラー服と機関銃 －卒業－』は3月5日より全国公開