『牙狼』シリーズ10周年記念作品で死んだはずの父親が復活!
人気特撮シリーズ『牙狼〈GARO〉』の10周年記念作品となるアニメーション映画『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』の特別映像が公開され、主人公レオン・ルイスの父で、テレビシリーズのラストで命を落としたはずのヘルマンが復活することが明らかになった。
日本を代表するクリエイター雨宮慶太が生み出したヒーロー『牙狼〈GARO〉』は2005年の誕生以来、実写テレビドラマや劇場版、テレビアニメと展開し、多くのファンを魅了してきた。そんな『牙狼〈GARO〉』のシリーズ最新作となる本作は、『牙狼〈GARO〉』のアニメ版として2014年から2015年に放送された「牙狼<GARO> -炎の刻印-」の劇場版。この世の闇に潜む魔物「ホラー」を討滅することを宿命付けられた魔戒騎士レオンの秘められた出自が映し出される。
今回公開された特別映像では、レオンとその従兄弟で同じく魔戒騎士であるアルフォンソが、「人間の皮を剥がして殺す」ホラーの討伐指令を受ける場面から始まる。必死に戦いを続けるレオンの「愛する者を守りたい」という思いは時を超え、レオンの前にテレビシリーズのラストで命を落としたはずの父ヘルマンが登場する。絶影騎士ゾロを継ぐ父ヘルマンと黄金騎士牙狼の称号を継ぐ息子レオンが魔物「ホラー」に立ち向かう迫力のアクションは、壮大な音楽とともに展開されていく……。
特別映像とともにお披露目されたビジュアルでは、これから始まる激しい闘いを前に、覚悟を決めたような強い眼差しでこちらを睨む主人公レオンと、仲間であるアルフォンソとエマの姿が描かれる。テレビシリーズから4年後の世界で、表情や立ち姿も少年から大人に成長した彼らの背後には新キャラクター・ダリオの姿も見受けられるが、彼がレオンたちの敵か味方かはまだ明らかにされていない。そして最も大きく描かれているのが、背を向けて両手に剣を構えるヘルマンで、彼が今作の鍵を握っているのは間違いないだろう。
シリーズ10周年を記念する本作のメガホンを取ったのはアニメ版でも監督を務めていた林祐一郎で、脚本を担当したのは「進撃の巨人」や「ジョジョの奇妙な冒険」など現代のアニメシーンを代表する脚本家・小林靖子。「うしおととら」「残響のテロル」「坂道のアポロン」などアクション、サスペンス、ドラマなど様々なジャンルを手がけてきたMAPPAがアニメーション制作を担当している。(編集部・海江田宗)
映画『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』は5月より新宿バルト9ほか全国公開