映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがハリウッド殿堂入り
イタリアの作曲家で映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが、ハリウッド殿堂入りを果たすことが明らかになった。授賞式を主催する Hollywood Chamber of Commerce の公式サイトで発表された。
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2月26日(現地時間)に開催される授賞式には、クエンティン・タランティーノ監督やプロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインらがゲストスピーカーとして参加する予定。
2,574番目に殿堂入りを果たすモリコーネは、1928年にローマで生まれ、サンタ・チェチーリア音楽院で作曲家の故ゴッフレド・ペトラッシさんの指導を受け、1946年にトランペット、1954年に作曲の学位を取得した。そして、イタリアの放送局やレコード会社などで働いた後、故ルチアーノ・サルチェ監督の映画で映画音楽家としてデビューした。
モリコーネの名が世に知られるようになったのは、イタリアの巨匠故セルジオ・レオーネ監督とのタッグ作『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『ウエスタン』。その他に、『遊星からの物体X』『アンタッチャブル』『ニュー・シネマ・パラダイス』『バグジー』『ヘイトフル・エイト』などの秀作も手掛けてきた。第79回アカデミー賞では、名誉賞を受賞している。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)