ロック界のパイオニア、ビル・グレアムさんの伝記映画製作へ
20世紀フォックスが、伝説的な音楽プロモーター、故ビル・グレアムさんの伝記的映画を製作することになったとDeadlineが伝えた。
これは、グレアムさんがロバート・グリーンフィールドと共同執筆した自伝書「ビル・グレアム ロックを創った男」の映画化。本作の監督には、映画『ナイトミュージアム』シリーズや『リアル・スティール』などのショーン・レヴィが決まっている。キャスティングや製作時期の詳細は、まだ伝えられていない。
グレアムさんは、60年代から70年代の音楽シーンを大きく牽引した立役者の一人で、1965年にサンフランシスコにフィルモアやウィンターランドといったライブハウスを立ち上げ、西海岸のロックシーンを生み、1968年にはニューヨークにフィルモア・イーストをオープン。
ライブハウスの運営に続き、ツアーやフェスティバルのプロモーターも務め、惜しくもヘリコプター事故で1991年に60歳で他界するまで、常にロック界のパイオニアであり続けた。ベルリン生まれのユダヤ人だったグレアムさんは、女手一つで子育てしていた母親により、ニューヨークに単身で送り出されアメリカの地にやってきて、一から自力で人生を築いていった。(鯨岡孝子)