蛭子能収、撮影中に転倒し「まだ膝痛い」
21日、映画『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』の公開記念トークイベントが都内で行われ、蛭子能収、キートン山田(ナレーター)、越山進(プロデューサー)が出席。観客とティーチインを行い、蛭子が転んだシーンの説明やマドンナがなかなか見つからない事情など、裏話満載のトークを行った。
【動画】『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』予告編
同作はテレビ東京系列の人気旅番組の劇場版。太川陽介と蛭子能収が制限時間内に路線バスを乗り継いで目的地を目指す内容で、映画ではマドンナを務める三船美佳と共に台湾で旅を繰り広げる。
台本のないリアルな進行も人気のひとつで、蛭子は「今回は台風で町のバスが全部止まって1日無駄にしてしまったので、ゴールは無理だとほとんど諦めていました」とハラハラした心境も吐露。蛭子が転倒するハプニングもあ ったが、それまで3時間ほど乗車していたバスから降り、走った際に足がついていかなかったのが理由だそうで、蛭子は「カメラがきちんとおさえていてくれて良かったですよ。すごい痛かったです。今でも痛いんですよ」と膝をさすりながら振り返った。
また、絶妙なツッコミで番組を盛り上げるナレーションについては山田がアドリブを交えて行っている様子を明かし「出演してる人もみんな真剣勝負ですから、僕もナレーションはテストしないでぶっつけでやっているんです。楽しみであり緊張するけど、いちファンとしてしゃべっています」と説明。
スタッフ目線では、番組のマドンナがなかなか見つからない悩みも語られ、越山氏は「女優さんやタレントさんはガチロケってNGが 多いです。4日間カメラが回るので、そういうのに慣れていない人が多くて。特に、女優さんはカットがかからずドキュメンタリーのようにずっと回しているとストレスがかかるみたいで」と苦労している様子も明かしていた。(取材・文:中村好伸)
映画『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』は公開中