有村架純、藤原竜也は「顔見るだけで笑っちゃう!」
俳優の藤原竜也と有村架純が25日、都内で行われた映画『僕だけがいない街』完成披露試写会に出席し、初共演した二人がそれぞれの意外な印象を語る中、有村は藤原に対して「顔見るだけで笑っちゃう!」と発言し、一同を笑いに包んだ。
本作は、“リバイバル”という時間が巻き戻る不思議な現象に巻き込まれた主人公・藤沼悟(藤原)が、現在と過去を行き来しながら、自身が無実の罪を着せられた現在の母親殺害事件と、同級生が殺された過去の連続誘拐殺人事件の謎と真犯人に迫るミステリー。
互いに好意を寄せる役として本作で初共演した藤原と有村。藤原の印象を尋ねられた有村は、「大先輩なのでちゃんとしなきゃと構えていたんですけど、まったく壁を感じなくて、一緒にいてすっごい楽しかったです」とうれしそう。さらに、「顔見るだけで笑っちゃう!」と言うと本当に笑い出して会場を沸かせる。ともするとバカにしているように見える言動のため、有村は「楽しい空気にさせてくれるっていうことです」と真意を説明するが、現場ではよくあることだったようで薄笑いの藤原。
有村がひとしきり笑うと、藤原は「僕が真面目にしゃべっていても、架純ちゃんはいちいち笑っていましたね」と振り返り、「まぁ、楽しくやられて良かったんじゃないでしょうか」と笑顔。また、藤原は「架純ちゃんの方が大変な役だったのに、現場では引っ張ってくれた」と話すと、「楽をしました。ありがたかったです」と感謝し、有村を照れさせた。
この日は、共演の及川光博、鈴木梨央、中川翼、杉本哲太、石田ゆり子、平川雄一朗監督も出席。連続誘拐殺人事件の被害者で、親から虐待を受ける子供という難しい役に挑んだ鈴木は、「自分で自分を追い込むことが難しかったです」と役作りについて11歳とは思えないコメントで周囲を驚かせる。オーディションで300人の中から子供時代の悟役に抜てきされた中川も「悟を演じるのはとても難しくて、(平川)監督に何度も追い込んでもらいました」と吐露。そんな子役たちの演技も必見の本作。藤原は、「他にも多くの子供たちが参加して、(平川)監督の演技指導で涙を流しながら撮影していました」と明かすと、「ある意味、子供たちが主役の映画。皆が頑張って温かさと優しさを入れてくれたと思います」と大人顔負けの演技を披露した子供たちを称賛。そして、「一人でも多くの人に観てもらえるように宣伝頑張ります」と座長としての務めを果たすことを誓った。(取材/錦怜那)
映画『僕だけがいない街』は3月19日より全国公開