「フルハウス」20年後の再共演は素晴らしい贈り物
人気を博したテレビシリーズ「フルハウス」の20年後を描いた新作「フラーハウス」について、キャンディス・キャメロン・ブレ、ジョディ・スウィーティン、アンドレア・バーバー、クリエイターのジェフ・フランクリンが、ニューヨークにて2月25日(現地時間)に行われたAOLのイベントで語った。
本作は、タナー家の長女D.J.(キャンディス)と3人の息子、タナー家の次女ステファニー(ジョディ)、D.J.の親友キミー(アンドレア)を中心に物語が進行する。
20年ぶりにキャスト陣がそろったことについて「再び正しい世界に戻ってきた気がしたわ。現場には、おそらく100人(スタッフとキャスト)ぐらいの人が居た。キャストの誰もが、まるで時間の経過がなかったかのように、すんなりとキャラクターに入り込めたわ」とアンドレアが答えると、キャンディスは「再会で少し泣いたわ。脚本を事前に読んだけれど、キャストのせりふを(読み合わせで)聞いたら、わたしたちはずっとオリジナル作品からあの場に居続けた感じがしたの」と語った。さらにジョディは「20年後にまさか再び同じ役を演じるとは思わなかった。わたしが13歳のときに“さよなら”したときは、それで終わりと思っていた。オリジナル作品で楽しめたみんなとの再共演は、素晴らしい贈り物だと思った」と振り返った。
今作のストーリーについて、ジェフは「この企画は2007年から始まった。オリジナルでは、3人の男性が3人の女の子を育てていたが、今度は3人の女性が(D.J.の)3人の息子を育ててみたらどうかと思った。天才的な思いつきではなかったんだ(笑)」と語った。いかにキャスト陣を再出演させたのかについては「誰もが再出演することに興奮していた。だから、無理にお願いしたりすることもなかった。もちろん、2人の例外はあったがね(笑)」と答えた。(メアリー=ケイト&アシュレイ・オルセンは出演していない)
キャンディスは実生活でも3人の子育てをしており、「実際に自宅に戻ってきたような感覚だった。ジェフとは事前にD.J.の現在の立ち位置について話し合ったわ。彼女が獣医であることも気に入ったの。彼女は長女として優しくしたり、妹の面倒を見たりするような母親的要素を持っていたから、全てが正しいキャラクター設定に思えた」と答えた彼女にとって、D.J.は演じやすいそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)