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オスカー受賞ディカプリオらが熱き想いを語る!3冠達成『レヴェナント』とは?

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アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督&レオナルド・ディカプリオ
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督&レオナルド・ディカプリオ - (C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 5度目のノミネートにして悲願のアカデミー賞主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオ、65年ぶり史上2人目の快挙となる2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督、史上初の3年連続アカデミー賞撮影賞受賞という偉業を成し遂げた撮影監督のエマニュエル・ルベツキが、彼らにオスカーをもたらした最新作『レヴェナント:蘇えりし者』への熱い想いを懐述する特別映像が公開された。

 19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野を舞台に、狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラスは、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルドに見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう……。グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、大自然の脅威の中、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、約300キロの容赦ない旅を生き延びなければならない……。

 イニャリトゥ監督が脚本・製作も務め、いまだかつてない製作費をかけて大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使い、9ヵ月間のロケ撮影を敢行し完成した本作。「美しいほどに残酷で恐ろしいほどに詩的で壮大な物語だ」。イニャリトゥ監督はそう語る。そして、ディカプリオも「単なる旅ではなく、彼(グラス)は一生分の感情を経験する」と演じたキャラクターの内面的奥深さについて言及。

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 また、「地形もキャラクターを知る大切な要素だ。外界での旅だけでなく心の変化も表している」と語るのは、本作で広大な土地をなめらかに進むカメラワークと、登場人物たちの息づかいが聞こえるほどのクローズアップを多用し、そのユニークな映像スタイルで観るものを圧倒させたエマニュエル。ディカプリオも「壮大な自然の中で俳優を身近に感じられる」と指摘する。

 そして、「父と息子の愛を最も丁寧に描いた。本作の核となるからだ」とイニャリトゥ監督が明かすように、ディカプリオは最愛の息子を失い、復讐心を原動力に過酷なサバイバルへと身を投じていく父親を演じている。「アレハンドロは何よりも詩的な美しさを追求していた。人生に立ちはだかる不条理に打ち勝つ精神の美しさだ」と自らの役を通して本作が伝えようとしたテーマに触れ、「全く新しい感覚だ。あまりの臨場感に息をのむだろう」と自信をにじませた。(編集部・石神恵美子)

映画『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開

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