黒木華、2年連続で最優秀助演女優賞!史上2人目の快挙
第39回日本アカデミー賞
第39回日本アカデミー賞授賞式が4日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、『母と暮せば』(山田洋次監督)の黒木華が最優秀助演女優賞を受賞。黒木は昨年、同じく山田監督の『小さいおうち』でも同賞を獲得しており、2年連続2度目の受賞。最優秀助演女優賞を2年連続で受賞するのは、余貴美子に続いて史上2人目の快挙だ。
黒木のほか、『海街diary』の長澤まさみと夏帆、『駆込み女と駆出し男』の満島ひかり、『映画 ビリギャル』の吉田羊が優秀賞を受賞し、混戦が予想されていた今年の助演女優賞。昨年、最優秀助演男優賞を受賞した岡田准一から名前を読み上げられると、黒木は驚いたような顔を見せ、何度も頭をこくりと下げながら壇上に上がった。
「2回もこの場に立てると思っていなかった」と感激で言葉に詰まりながらも「山田監督に感謝してもしきれない。(映画を)観に来てくださったお客さんのおかげです。これからも地道に精進していきたいと思いますので、どうか皆さまよろしくお願いします」と思いを伝えると、客席にいた共演の吉永小百合や二宮和也も笑顔で黒木の快挙をたたえた。
『母と暮せば』は、原爆で亡くなるも亡霊となって舞い戻った息子と、残された母親が織りなすファンタジー。黒木は本作で二宮ふんする息子の恋人を演じた。過去には第37回で新人俳優賞(『舟を編む』『草原の椅子』)も受賞している。(編集部・中山雄一朗)