小島よしおの呼び掛けに観客、微妙な反応
お笑い芸人の小島よしおが5日、東京・TOHOシネマズ日劇で行われた映画『ドラえもん』シリーズ最新作『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』の初日舞台あいさつに登場し、ドラえもんに「僕のひみつ道具を一つあげるといったら、何が欲しい?」と聞かれ、「冬場の雪まつりとかに、海パンで行かされたりするから『エアコンスーツ』がいいな」と即答。「(とにかく明るい)安村さんにも分けてあげたい」と“パンイチ(パンツ一丁)芸人”の苦労を垣間見せた。
この日小島は、本作のスペシャル応援団“ウンタカ!ドラドラ団”の一員として、新日本プロレスの「No.1イケメンレスラー」こと棚橋弘至、大のスイーツ好きで「スイーツ真壁」の愛称でも知られる真壁刀義と共に、7万年前の原始人風衣装で登場。小島、棚橋、真壁は劇中、原始人の“クラヤミ族”役でゲスト声優として出演もしている。
「みんな、よしおが(声優で)出てきたの、わかったかな?」と会場に呼び掛けた小島だったが、反応はきわめて微妙。「(わかった人は)半分もいない……、でも、そんなの関係ねぇ! ハイ、おっぱっぴー」とすぐに持ちネタに切り替えて、笑いにした。「僕は涙もろくて、(本作を)観ながら3回も泣いてしまいました」と棚橋が告白すると、真壁も「声優ってやっぱり難しいよ」ともらしたが、一緒に登壇したスネ夫に「プロレスの方が難しいでしょ」とツッコまれて「なんだ、コノヤロー、こっち来い。ガキの頃はジャイアンそっくりだって言われてたんだ」とスゴんで見せた。
さらに真壁は、「今日は大ヒット映画の誕生日でもあるから」とこの日のために手作りした大きなケーキを持参。小島の口にケーキを押し込んで、映画の公開を祝っていた。
本作は1989年公開の人気作『ドラえもん のび太の日本誕生』のリメイクで、それぞれの理由で家出を決心したのび太やドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫たちが、7万年前の日本を舞台に大冒険を繰り広げる。メガホンを取った八鍬新之介監督も登壇した。(取材/岸田智)
『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』は全国公開中