橋本環奈、両親の手紙に瞳ウルウル
Rev.from DVL の橋本環奈が5日、角川シネマ新宿で行われた『セーラー服と機関銃 -卒業-』初日舞台あいさつに登場し、両親からの手紙に思わず瞳をうるませる一幕があった。
赤川次郎原作の伝説のタイトルを映画初主演となる橋本で新たに作り上げた本作。肩を露出したシックなドレス姿で登場した橋本は、緊張のあまり眠れなかったと明かしつつも、映画を観たばかりの観客に「いかがでした?」と質問。会場からは大きな拍手が送られ、ホッとした表情を見せた。
そして、初日を迎えるにあたり、橋本の両親からの手紙が読み上げられることになり、思わぬサプライズに「こういうのって先に教えてくれるものじゃないんですか!?」と驚きを隠せない様子の橋本。
手紙は司会者が代読し、「映画の主演。しかも『セーラー服と機関銃』に主演させていただくと聞いてとてもうれしかったけど、果たしてそんな大役が務まるか心配でもありました。親としては何もしてあげられない中、とにかく環奈がプレッシャーに押しつぶされないよう願うばかりでした」と親ならではの優しさがあふれ、クランクインの時に橋本が家族に向けて感謝の言葉をつづったメールを送っていたことも明かされた。
「こんなに素直に感謝の言葉が言えることに感動しました。撮影期間中も、一度も弱音も愚痴もはかず、ただスタッフや共演者の皆さんにお世話になっていると、感謝の言葉を聞き、親としてもまわりの皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいでした」と聞き、橋本の瞳はうるんだ。
さらに「生まれてから17年間、あまり泣き顔を見せない環奈がクランクアップの時に泣きながらあいさつをしていたのを見て、決して弱音をはかずにきた子だったけど、相当なプレッシャーだったんだろうと思いました」と娘を思いやると、「クランクインの時に決意した女優としてのいいスタートを切れて本当に良かったね。これからもまわりの人に感謝の心を持った優しい子でいてください。これからもずっと応援しているよ」と締めくくられた。そんな両親の言葉に対して橋本は「この仕事を始めたいと言った時も、何の反対もせずに応援してくれたのは両親。手紙は本当にビックリでしたけど、本当にありがたいなと思います」としみじみとかみ締めていた。
この日は共演の長谷川博己、大野拓朗、宇野祥平、武田鉄矢、そして前田弘二監督も登壇した。(取材・文:壬生智裕)
『セーラー服と機関銃 -卒業-』は全国公開中