「クリスマス・キャロル」を『マネーボール』のベネット・ミラー監督が映画化!
映画『マネーボール』『フォックスキャッチャー』のベネット・ミラー監督が、文豪チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」を映画化することになった。The Hollywood Reporter ほか複数メディアが報じている。
本作は、映画『ゼロ・ダーク・サーティ』『アメリカン・ハッスル』のミーガン・エリソンの制作会社アンナプルナ・ピクチャーズのもと企画されている作品で、彼女はベネット・ミラー、映画『スティーブ・ジョブズ』のスコット・ルーディン、映画『ナイトクローラー』のジェニファー・フォックスらと共同製作する予定だ。
監督はベネット・ミラーが務め、脚本は映画『恋におちたシェイクスピア』『アンナ・カレーニナ』のトム・ストッパードが、1843年に出版された原作を脚色することになっている。
そのストーリーは、冷酷で無慈悲な初老のの守銭奴、スクルージが、クリスマス・イブに亡霊の訪問を受けたことで、改心していくというもので、今作も、原作の舞台となる19世紀の世界観で描いていく予定だそうだ。
「クリスマス・キャロル」は、これまで何度か映画化されており、ロナルド・ニーム監督、アルバート・フィニー主演のミュージカル映画『クリスマス・キャロル』や、ロバート・ゼメキス監督がパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使して描いたファンタジー映画『Disney's クリスマス・キャロル』などが有名。また、リチャード・ドナー監督、ビル・マーレイ主演の『3人のゴースト』は現代版の「クリスマス・キャロル」として映画化された。
ベネット・ミラー監督が、名作をどのように手掛けるか楽しみだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)