メリル・ストリープの弾き語りシーン!共演の実娘も歌声に聴き入る…
メリル・ストリープがロックミュージシャンを演じ、実の娘メイミー・ガマーと母娘役で共演する映画『幸せをつかむ歌』から、リッキー(メリル)が娘ジュリー(メイミー)の前でアコースティックギターを片手にしっとりと歌い上げるシーンが披露された。
本作は、かつてロックスターになる夢を追って家族を捨てたリッキーが、十数年後、夫に捨てられ自暴自棄に陥っている娘ジュリーと再会し、疎遠になっていた家族との関係を修復しようとする人間ドラマ。『羊たちの沈黙』などのジョナサン・デミ監督がメガホンを取り、脚本は『JUNO/ジュノ』などのディアブロ・コディが手掛けた。主演のメリルは本作のためにギターを猛特訓し、劇中ではエレキギターを手に数々の名曲を披露している。
公開された映像では、リッキーがジュリーのために「Cold One」というオリジナル曲を歌う姿が映し出される。「出て行ったわたしは冷たい女だった」とそっと歌い始め、「あなたが好きよ わたしと似てる」と歌うリッキーを、ジュリーは時に微笑みを浮かべて見つめる。「わたしは特別じゃない 冷たいのを飲みたいだけ」「わたしは冷たい女だけど幸せよ」とリッキーは時折家族を見やりながら、力強く自作の曲を歌い上げていく。
さらに、映像内ではメリル本人が、リッキーの役柄と同曲の関係について「リッキーは客観的に真実を歌う女性でなくてはならない。彼女は真実を生きてるから、歌にも謝罪の言葉はない」と思いを語り、詞を担当したジェニー・ルイスに「謝罪の言葉はなしで」と頼んだことも明かしている。(編集部・高橋典子)
映画『幸せをつかむ歌』はBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開中