テレビ界のアカデミー賞、時代に合わせてルール変更
テレビ界のアカデミー賞とも呼ばれるエミー賞が、時代の変化に合わせ、ルールを変更した。
今回テレビジョンアカデミーが発表した変更点は、最近よく見られる過去のテレビシリーズのリバイバル作品の分類、YouTubeなどで配信される短編作品のカテゴリーの新設、および一部カテゴリーにおけるノミネーション枠の拡大である。
まず、「X-ファイル」などのように、確立されたシリーズが復活した場合はテレビシリーズ部門でのエントリーとなる。1、2エピソードの場合、テレビ映画やリミテッド・シリーズ(ミニ・シリーズ)となるが、3エピソード以上が製作された場合は、現在放送中のテレビシリーズと一緒に競うことになる。
また、YouTube Red などで配信されている短編作品にも賞獲得のチャンスを与えるため、五つの賞が新設された。条件は6エピソード以上で1エピソード平均15分以内、テレビまたはケーブルテレビ放送、衛星またはインターネットでの放送作品が対象となる。賞のカテゴリーは、最優秀コメディー/ドラマ部門作品賞、最優秀バラエティー部門作品賞、最優秀リアリティー/ノンフィクション部門作品賞と、コメディー/ドラマ部門から選ばれる最優秀男優賞と最優秀女優賞の5部門となる。
このほかには、コメディーシリーズとドラマシリーズの監督賞と脚本賞のノミネーション枠が五つから六つに拡大されている。(澤田理沙)