伝説の黒人ジャズ歌手ニーナ・シモンさんの弟が怒りあらわ
伝説の黒人ジャズ歌手ニーナ・シモンさんの役を引き受けたゾーイ・サルダナを、ニーナさんの弟サム・ウェイモンが批判した。先日公開された予告編でのゾーイは、役のために特殊メイクで鼻の形を変え、肌の色も濃くしているが、これも許せないという。
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サムは New York Post 紙に、「僕がニーナ・シモンほどの、とてつもない人物を演じないかと言われたら、何千回も熟慮してから承諾する。ゾーイ・サルダナがこの役を引き受けたことに怒りを感じざるを得ない。ニーナ・シモンは作り物の鼻と唇をつけてはいなかった。彼女はリアルな人だった。なぜ作り物で映画を作ろうとするんだ? 黒人のように肌を黒くするのは、昔のハリウッドが黒人を雇わなくて済むようにするための手段だ。ゾーイがこの役を断っていたら、彼女のことを高く評価したよ」と続けた。
サムは、アシスタントのクリフトン・ヘンダーソン(デヴィッド・オイェロウォ)とニーナさんが恋愛関係にあったと描かれていることも気に食わないという。「あんなことは起こっていない。クリフトンはゲイだった。作り物の鼻、黒く塗った肌に加え、今度はゲイの男をストレートにしている。これはゲイ・コミュニティーへの侮辱だ。真実を理念にしていたニーナにとっても無礼だ」と怒りをあらわにしている。(BANG Media International)