トム・ハーディ、一卵性双生児を一人で演じ分け!登場時間が本編尺を上回る!
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディが、イギリス犯罪史上に残る双子のギャングを一人二役で演じた実録クライムサスペンス『レジェンド 狂気の美学』から、一卵性双生児ながらもそれぞれの個性が光る2種類のティーザービジュアルがお披露目された。
殺人も辞さないほどの暴力と、カリスマ的な経営手腕によって1960年代のロンドンで暗躍した双子のギャングをトムが一人で熱演する本作。今回公開されたビジュアルでは、スマートでビジネスの才能に長けている兄レジナルドと、精神的に不安定で衝動的な暴力癖のある弟ロナルドの姿がそれぞれ大きく写し出されている。
光沢と力強さを兼ね備えたデザインのスーツで決めるレジナルドに対し、メガネにダブルスーツをかっちりと着込んだロナルド。本作のコスチュームデザイナー、キャロライン・ハリスは衣装でもそれぞれの個性を出すため、膨大な写真資料や自伝などから、レジナルドはイタリアのデザインを好んだことや、ロナルドがダブルのスーツを着たアル・カポネ(アメリカ禁酒法時代のギャング)の写真を仕立屋に持ち込みスーツの仕立ての参考にするように言ったことを知り、それらを衣装に反映させたのだという。
衣装に加え、トムによる演じ分けが異なる二つの個性をさらに強調する。また、一人二役で主演を務めたトムだが、レジナルドとしての本作の出演シーン尺は1時間26分17秒。ロナルドとしては55分40秒。うち、2ショットでは38分37秒。合計で2時間21分57秒となり、なんと本編尺2時間11分よりも長い。トムのこれまでの出演作で最も長い出演時間となっている。メガホンを取ったのは、『L.A.コンフィデンシャル』の脚本などを手掛けたブライアン・ヘルゲランド。『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のエミリー・ブラウニングや、『キングスマン』のタロン・エガートンが共演し、トムの脇を固める。(編集部・石神恵美子)
映画『レジェンド 狂気の美学』は6月18日より YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国公開