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妻夫木聡×満島ひかりで直木賞候補の傑作ミステリー「愚行録」が映画化!

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続報にも期待!
続報にも期待! - 写真:L.O.S.164 装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。 (C)2016「愚行録」製作委員会

 直木賞候補にもなった貫井徳郎の傑作ミステリー小説「愚行録」が映画化され、主演を妻夫木聡、その妹役を満島ひかりが務めることが明らかになった。公開は2017年を予定している。

 週刊誌の記者・田中(妻夫木)は、犯人不明のまま発生から1年が過ぎた一家惨殺事件の真相を暴こうと取材を始める。関係者への聞き取りを通じ、殺された一家の実像があぶり出されていくが、それはエリートサラリーマン、妻、一人の子どもから成る家族の理想的な外見とは異なるものだった。そして次第に明かされていく事件の真相とは……。

 人々が胸に秘めた羨望や嫉妬、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の“愚行”が複雑に絡み合い、観る者の人間性を試すような物語になるという本作。妻夫木は、「人間は愚かな生き物なのだ、ということにこんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません」と語る。「僕たちはこの泥沼に浸かることに決めました。追い込まれて、追い込まれて出た最後の命の一滴を最後まで見つめていただければ幸いです」と作品にかけた思いを明かした。

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 兄妹役で共演する満島については、「何度も共演させていただいていますが、その都度役に全力投球してきてくれる満島ひかりという女優が僕は大好きです」とコメント。一方の満島も「本当の兄のように慕っている妻夫木さんがいるので、とても安心です」と信頼関係はバッチリのよう。また、満島は「好んでやりたいと思う役柄ではありません」と自身が演じた役どころに言及。しかし、「育った環境の中で生まれてしまった独特の愛について、存在について、いままでと違った風に問いかけられる予感がして、参加しようと決めました」と出演に至った経緯を語った。

 本作は、「慟哭」「乱反射」などで知られる貫井の原作を基に、オフィス北野が企画・制作を手掛けた。メガホンを取ったのは、『戦場のピアニスト』などで知られるロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学び、本作が長編映画監督デビューとなる石川慶。『マイ・バック・ページ』『ピース オブ ケイク』などの向井康介が脚本を務めた。(編集部・小山美咲)

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