フランク・シナトラ・Jr、父と同じく心臓発作で死去 72歳
現地時間16日、フランク・シナトラさんの息子で歌手・俳優のフランク・シナトラ・Jrさんが、重度の心臓発作を起こし、米フロリダ州デイトナビーチの病院で亡くなった。72歳だった。
シナトラ・Jrさんは同日夜に、父であるシナトラさんの楽曲を歌うコンサートを同都市にあるピーボディ・オーディトリアムで予定していた。だが開催前に心臓発作を起こし、コンサートは中止。シナトラ・Jrさんは地元の大病院に運び込まれるも、そのまま心停止したという。シナトラ・Jrさんの家族が認めている。
シナトラ・Jrさんは1963年、彼が19歳の時に身代金24万ドル(約2,880万円・1ドル120円計算)で誘拐されたことでも知られている。また一方で父から継いだ音楽の才能も開花させ、シナトラさんが1998年に心臓発作で亡くなるまで彼の音楽監督や指揮者なども務めていた。
シナトラ・Jrさんは生前、News-JournalOnline.comで父親の壁を越えられないことに苦痛は感じていないと語っていた。同メディアには続けて「1960年代前半を過ごしてきたわたしたちの世代では、音楽が当時流行していたものから別のタイプのものへと移り変わっていました。わたしは現代の家電量販店でアンティークを売ろうとしていたのです」とコメントしている。(BANG Media International)