マイケル・マン監督、独自のブックレーベルを立ち上げへ 『ヒート』の前日譚的小説が出版される可能性
監督・脚本家のマイケル・マンが、マイケル・マン・ブックスという独自のブックレーベルを立ち上げることにしたとDeadline.comが伝えた。
このレーベルからは、映像化を見据えた、才能ある作家の作品が揃えられる予定だという。現在ある企画の中で、出版優先順位の高いタイトルの中には、マン監督が監督・原案・脚本・製作を手掛けた1995年の映画『ヒート』の前日譚(たん)にあたる小説も含まれているという。マン自身が執筆する予定だという本著は、アル・パチーノが演じたロス市警のヴィンセント、ロバート・デ・ニーロが演じた犯罪グループのニール、ヴァル・キルマーが演じたクリスたちの若かりし頃が描かれるという。
マン監督は、『ラスト・オブ・モヒカン』『インサイダー』『ALI アリ』『パブリック・エネミーズ』など、すでに出版されている原作本を映画化したものが多く、多数作品で自ら脚本も手掛けている。
このブックレーベルがどの出版社の傘下となるのか、各社との交渉が間もなく始められる予定だ。(鯨岡孝子)