新海誠監督『君の名は。』主人公&ヒロインの「素顔」を描いた新ビジュアル公開!
『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』などの新海誠が監督と脚本を務めた新作アニメーション映画『君の名は。』から、神木隆之介と上白石萌音が声を担当する、主人公とヒロインの初々しい表情を描いた最新ビジュアルが公開された。
田舎町に暮らす女子高校生・宮水三葉(みやみずみつは)と、東京に暮らす男子高校生・立花瀧(たちばなたき)が、奇妙な夢を通じて経験する恋と奇跡の物語を描く本作。新海監督ならではの「距離」をめぐるドラマと映像美への期待はもちろん、キャラクターデザインを「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」『心が叫びたがってるんだ。』の田中将賀が、作画監督を『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』の安藤雅司が務めることでも注目を浴びている。
最新ビジュアルでは、これまで後ろ姿しか公開されていなかった瀧と三葉の「素顔」を初お披露目。新ポスタービジュアルには、物語のキーとなる彗星のもと、別々の空間で、お互いの存在に気が付いたかのような表情を見せる瀧と三葉が、それぞれの劇中カットには、奇妙な体験にとまどう二人の表情が描かれており、豊かなキャラクター表現で描かれる運命的なドラマを予感させる。
現代を舞台に、「当たり前の強さを当たり前に持っている普通の子」を描きたいと語る新海監督は、瀧と三葉について「田中将賀さん・安藤雅司さんの手により、顔の表情だけでなく、しぐさなども含め、アニメーションとして表情豊かに活き活きとした格好良さや可愛さが表現されていますので、ぜひご期待ください」とコメント。神木と上白石に対しても、「普通の『優しさ、気立ての良さ、勇気』を若々しくフレッシュな声で吹き込んでほしいなと。あくまで自然に湧き出るものを、お二人なら表現してくださると思っています」と期待をかける。
新海作品の大ファンである神木は、「純粋に作品として本編が完成することが楽しみになりました。瀧は都会で生活するごくごく普通の高校生。ですが、その『普通』を表現する事が何よりも難しい。一つ一つのセリフの言い回しなどを細かく考えながら演じないと瀧になりきれないと改めて思いました」とビジュアルを目にして、あらためて気合を入れた様子。上白石も「二人の表情がすごく豊かで、一日も早く三葉を演じたいと思いました」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『君の名は。』は2016年8月 全国東宝系公開