内博貴、初挑戦のラップは「2点」と辛口採点
俳優の内博貴とKREVAが25日、都内で行われたKREVAの新しい音楽劇「最高はひとつじゃない 2016 SAKURA」の公開舞台稽古と囲み取材に出席し、内が今回初挑戦したラップに、二人とも「2点」というまさかの辛口評価を下した。
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KREVAの楽曲で全編構成され、ライブさながらのエネルギッシュなパフォーマンスが人気を集める音楽劇の完全新作となる本舞台。内がふんする、生まれてきたことや自分の存在に疑問を抱く青年が、KREVA演じる謎の男の案内により桜を題材にした3つのオムニバスストーリーを体感する中で、散ることの意味を見出す姿が描かれる。
本舞台でのタッグにより、KREVAと内による奇跡のユニット“ウチクレバ”も誕生し、劇中で人生初のラップを披露している内。稽古が始まった当初は「3点」と自己採点していた内だが、この日は「いろいろ経て、2点じゃないですかね」と打ち明けて笑いを誘う。しかしKREVAは、「内くんにしかできないラップをやっているので、芝居ともラップとも、その間ともいえない表現を見てもらえれば」とフォロー。さらに、「(内のラップは)既存のシステムで(点数を)測れるものではないから」と熱く語るも、「既存のシステムで測ったら2点って感じ(笑)」とぶっちゃけた。
おちゃらけモードの二人だが、迎えた初日に内は、「ついに『幕が』『開くか』という感じです」とラッパーらしく韻を踏んだコメントで、良い緊張感と気合ものぞかせる。そして、「すごいエンターテイナーによるライブとお芝居がフュージョンされた、今までに観たことない舞台。新しいことをやっていると感じる」と声を張ると、「お客さんもノリたいと思えばノっていいし、芝居に切り替わったら座ればいい」と体感型の舞台であることを興奮気味に紹介。KREVAも、メインキャスト全員がラップに挑戦していることや、「散りばめられた僕の歌詞がみんなの言葉になっている」と見どころを挙げていた。
フォトセッションには、増田有華、綿引さやか、AKLO、ブラザートム、Mummy-D(ライムスター)、小西真奈美も出席した。(取材/錦怜那)
音楽劇「最高はひとつじゃない 2016 SAKURA」は3月25日から4月3日まで東京芸術劇場プレイハウスにて、4月8日から10日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演