前田敦子、松田龍平のかわいい一面を紹介
松田龍平、前田敦子、千葉雄大が29日、都内で行われた映画『モヒカン故郷に帰る』東京プレミア上映会に出席し、前田は「自分の言ったことにヘラヘラ笑うところ」を松田のかわいい一面として紹介。千葉は、そんな松田のことを「お兄ちゃん」と呼んでいることを明かした。
同作は、妊娠した恋人・由佳(前田)を連れて数年ぶりに故郷に戻った売れないバンドマンの永吉(松田)が、余命わずかな父親(柄本明)のために奮闘する姿を描くホームコメディー。
不器用ながらも一つになっていく家族の姿が笑いあり涙ありで描かれており、永吉について前田が「かなり龍平さんの素に近いのではないかと思いました。フラットというか作品の中でも素でも自分の言ったことにヘラヘラ笑うところがかわいいです」と振り返ると、松田は「『素みたい』とはいつも言われるんですね。うれしいです」と自分でも共感しているようだった。
松田は、前田ともたいまさこ演じる母親との嫁姑シーンがお気に入りだそうで、「嫁姑の空気感というか、永吉に見せたことのない顔を見られたので楽しかったです。『あんな息子でいいの?』と言うシーンとかすごい好きです」とほほ笑ましい1コマを振り返った。
また、松田の弟を演じた千葉は、松田について「初めてご一緒させていただきましたが、『お兄ちゃん』と呼ばせていただいております」とステージの端から照れくさそうに告白。松田の印象について「最初は寡黙な方かなというイメージを勝手に抱いていたけど、優しく話してくださったので飛び込めました」と親しみを込めて続けると、松田も「すごいいじりたくなる人で、ちょっかい出したくなるんです」と千葉が気になって仕方がない様子。千葉が「もっとちょっかいください」とおどけると、松田も「わかりました」と応じて会場をほっこりとした空気に包んだ。
最後に松田は本作について「いろいろな家庭にありそうなエピソードがたくさん盛り込まれている話ですけど、あっと驚くようなシーンがところどころにあってとても笑えますので、劇場で観ていただけたらうれしいです」とアピールした。この日は、柄本、もたい、小柴亮太、沖田修一監督も登壇した。(取材・文:中村好伸)
映画『モヒカン故郷に帰る』は広島にて先行公開中、4月9日より全国公開