ロビン・ウィリアムズさん、ジャッキー・チェンばりのサービス精神!関根勤が思い出語る
コメディーグループ「モンティ・パイソン」のテリー・ジョーンズがメガホンを取ったSFコメディー『ミラクル・ニール!』のイベントが5日、渋谷シネクイントで行われ、ジョーンズ監督作『エリック・ザ・バイキング/バルハラへの航海』(1989)に出演し、「モンティ・パイソン」好きを自認するタレント・関根勤が登壇、本作は2014年に急逝したオスカー俳優のロビン・ウィリアムズさんが、亡くなる約1か月前にアフレコで参加した最後の出演作で、関根はロビンさんの思い出などを語った。
本作は地球滅亡を企む宇宙人たちが、地球に存続のラストチャンスを与えるため、超適当に選んだ平凡な教師ニール(サイモン・ペッグ)に全知全能の力を授けるというシュールな英国コメディー。ニールは、自分に地球の命運がかかっているとはつゆ知らず、ミラクルパワーを愛犬デニス(ロビンさん)との会話など、くだらぬことに使うばかり……。
インタビューでロビンさんと対面したことがある関根は「以前、映画PRで来日された時、自分のラジオ番組でインタビューして、番組のキメゼリフだった『パフォーン』という言葉を言ってくださいとお願いしたら、2分間くらい色んなパターンの『パフォーン』を言い続けてくれた。こんな超A級のサービス精神は彼とジャッキー・チェンくらいしかいないから、ますます好きになっちゃった。本格的俳優としてシリアスや怖い役もできるし、コメディーも面白いし。日本で例えたら、西田敏行さん」と懐かしんだ。
愛犬家でもある関根に「主人公ニール同様、もし犬と話せるパワーをもらったら?」と質問が飛ぶと、関根は「以前飼っていた犬が、ぼくとぼくの妻で、散歩の仕方を変えるんですよ。『それはなんで?』って聞きたい」と答え、「妻と歩く時はピタっと横に付くのに、ぼくの時は少し前に出て『ちょっと前に出てもいいでしょ?』って犬が交渉してくるんです。『関根さん家は2匹飼ってるんですか?』って聞かれるくらい、歩き方が違ってね。きっとぼくを自分より下だと思っている」と打ち明けた。(取材/岸田智)
映画『ミラクル・ニール!』は渋谷シネクイントにて先行公開中、4月9日より新宿バルト9ほか全国公開