マコーレー・カルキン、俳優業は“引退状態”
映画『ホーム・アローン』シリーズで一世を風靡(ふうび)したマコーレー・カルキン(35)が、俳優業について、事実上引退状態にあるとVultureに語った。
近年、『ホーム・アローン』で演じた主人公ケビンが大人になった姿をほうふつさせる役を務めたウェブドラマ「:ドライバーズ(原題) / :DRYVRS」や、友人のミュージシャン、アダム・グリーンがメガホンを取った『アダム・グリーンズ・アラジン(原題) / Adam Green's Aladdin』に出演しているマコーレー。しかし、自身もミュージシャンとして活動する現在、本格的に俳優業に取り掛かるつもりはないといい、同サイトに対して「僕は30半ばの、引退状態にある男さ」と語った。
ニューヨーク在住のマコーレーは現在、「風の向くまま気の向くまま」生活しているといい、日々のほとんどを、絵を描いたりノートに何かを書きつづったりして過ごしているという。
しかし、天才子役として絶大な人気を博し、成長してからは、薬物問題などのスキャンダルで世間を騒がせた彼だけに、いまだに周囲の注目にさらされることは避けられないようで、「午前2時から4時くらいに散歩をするんだ。誰もいないし、気づかれずに出歩くのにちょうどいいんだよね」とポツリ。ニューヨークだけでなく、フランスのパリでも多くの時間をすごすというマコーレーは、当初、パリなら「誰も自分を知らないだろう」と考えていたというが、「それが違くてさ、実際には向こうの人たちも僕が誰なのか気づいた。でも、誰も気にもしないのさ」と頻繁に同地を訪れる理由を語っている。(編集部・入倉功一)