二階堂ふみ、全身GUCCIでうっとり「ドキドキします」
女優の二階堂ふみが14日、ルキーノ・ヴィスコンティ監督の生誕110年/没後40年を記念して都内で行われた「ルキーノ・ヴィスコンティ メモリアル・イヤー in JAPAN 『若者のすべて 4K 完全修復版』ジャパン・プレミア」に出席。全身GUCCIの衣装で登場すると、「こういう上質なものに袖を通すと、身が引き締まるだけでなく、新しい世界に連れて行ってもらえます」とうっとりとした表情を見せた。
巨匠・ルキーノ・ヴィスコンティの初期、中期、後期の代表作5作を「4K修復版」「デジタル修復版」として甦らせた本プロジェクト。修復版の制作はGUCCIと、映画監督マーティン・スコセッシ設立のザ・フィルム・ファンデーションの資金提供により実現。この日もGUCCIが全面協力の下、ジャパン・プレミアが行われた。
普段からGUCCIに憧れを持っている二階堂は、GUCCIの新しいクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレにも注目しているといい、「ミケーレになってから、革命的なものが起きた。新しい風が吹いた。純粋にファッションが好きなものとしてはすごくワクワクするし、生で見るとすごくドキドキします。言葉じゃないところで感覚的に感じられるお洋服ってすごく素敵」と絶賛。衣装を翻して「さすがミケーレ」と笑顔を見せた。
この日上映されたヴィスコンティ作品『若者のすべて』についても「16とかそれくらいの歳の時に、『(主演の)アラン・ドロン、とってもかっこいい、素敵』というところから入って観ました」と明かし、ヴィスコンティの魅力は「上映時間がすごく長くて、3時間くらいあるけど観ていて全然飽きない。こういった名作は変わらぬものと新しく感じられるものがあって浸れます」としみじみ。
また、「映画の力はすごいです」と力説すると、名作を観ることが「自分のモチベーションにも繋がります」とコメント。「そこから学び、わたしも新しいものを作っていきたい、繋いでいきたいという気持ちがあります」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)