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広瀬姉妹を知る松岡茉優が、すずに贈る言葉とは

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『ちはやふる』で初共演した松岡茉優と広瀬すず(写真:高野広美)
『ちはやふる』で初共演した松岡茉優と広瀬すず(写真:高野広美)

 昨年、映画『海街diary』などでブレイクして以降も勢いが止まらない広瀬すず(17)と、話題の映画やドラマに数多く出演し広瀬も敬愛する松岡茉優(21)。『ちはやふる』ではそんな二人が、“競技かるた”に情熱を傾けるヒロインの千早役と彼女が目標とする“かるたクイーン”の詩暢役で初共演。広瀬の姉で同じく女優の広瀬アリスのことも知る松岡がすずに贈る言葉とは。

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 松岡は広瀬すずの姉・アリスと同い年で、すずと同い年の妹もいる。「だから、4年ぐらい前にアリスから『妹も(芸能活動を)始めたんだよ』って聞いたときは、ただ『妹ちゃんも始めたのね』と思っただけだった」と当時を振り返る。だが、本作で広瀬すずと共演し、「かわいらしくて天真爛漫な、私の勝手なイメージと違って、締めるところはキュッと締めるし、もはや女優さんなんだな」という印象を持ったという。そしてさらに「顔がアリスに似てきた」と純粋な感想も明かした。

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 そんな松岡に対して、広瀬は「私と茉優ちゃんは似ていると思う。これだけは絶対に譲らないと思っているものが近い気がして。茉優ちゃんの方がもちろん深く考えているし、私よりもいろいろな経験をしていてそれが強さになっていると思うけど、基本、何事にも負けたくないと思っているんです」と独自の見解を言葉にする。すると松岡も「確かに私も負けず嫌いだね!」と認めた上で、「お互いに負けず嫌いだったから、試合のシーンが白熱したのは確かだよね」と強調した。

 そこで、広瀬と松岡に同世代の女優に対してライバル意識はあるかと聞くと、二人とも「あります」と即答。松岡が「一人の人をライバル視することはないけど、この作品の彼女のこの芝居が悔しい! というのはあります」と素直な思いを口にし、広瀬も「その分、普通にうらやましい」と続ける。「例えば癖のある役を見せつけられたときなどは、ワッ、悔しい! って思うけど、その人のそう思わせられる力がすごくうらやましい。刺激的だし、勉強になる部分も本当に多いです」と語る。

 広瀬の最も身近な“ライバル視”する存在は、物心がついたころにはすでにこの世界に入っていた姉のアリスだ。「周りから“アリスの妹”って言われることが多くて。それがすごく悔しかったし、イヤだった」と思わず本音がこぼれる。だが、松岡がそれを聞いて「すずはお姉ちゃんにくっついてデビューしたわけでは絶対にない!」ときっぱり。「“アリスの妹”ではなく、すずがすずとしてこの世界に呼ばれたんだと思う。この時代がすずを求めているということを、今回共演してみて強く思った」と同業者の確かな目線で分析し、“女優・広瀬すず”に太鼓判を押した。(取材・文:イソガイマサト)

映画『ちはやふる -下の句-』は公開中

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