イザベル・ユペール&オマール・シー来日!「フランス映画祭2016」ラインナップ発表
第24回を迎える「フランス映画祭2016」のラインナップ発表記者会見が26日、都内にて行われ、フランスの名女優イザベル・ユペールが団長を務め、『最強のふたり』のオマール・シーが来日することが明らかになった。
今年はフランスで大ヒットした最新の話題作からクラシックな名作まで、昨年より1作品多い全13作品を上映する。登壇したティエリー・ダナ駐日フランス大使は熊本地震の被災者へのお見舞いを述べた後、「世界中で行われているフランス映画祭の中で、最も長く続いていることに誇りを感じます」と感謝し、「今年の特徴としては、女性監督の作品が多いことが挙げられます。上映される13本のうち、6本が女性によって作られたもの。エマニュエル・ベルコ監督のほか、多くの女優さんが来日します」と語った。
オープニング作品は、カトリーヌ・ドヌーヴが主演するベルコ監督の『太陽のめざめ』。団長に就任したユペールは、ジェラール・ドパルデューと共演した『愛と死の谷』と『Asphalte(原題)』に出演している。女性監督作品としては、92歳で尊厳死を選択する老女とその家族を描いた『The Final Lesson(仮題)』や、10年間に渡る男女の激しい愛の物語を綴ったマイウェン監督の『モン・ロワ(原題)』、クラシックではジャック・リヴェット監督の長編デビュー作『パリはわれらのもの』など、見応えのある作品群が観客を迎える。(取材・文:杉田直子、タナカトシノリ)
「フランス映画祭2016」は6月24日~27日まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇で開催
上映作品
『太陽のめざめ』
『ミモザの島に消えた母』
『The Final Lesson(仮題)』
『愛と死の谷』
『モン・ロワ(原題)』
『Asphalte(原題)』
『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』
『ショコラ(仮題)』
『めぐりあう日』
『パレス・ダウン』
『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』
『エヴォリューション(仮)』
『パリはわれらのもの』