麻薬王の死は今でもタブー 「ナルコス」のロケが断られる
Netflixドラマ「ナルコス」が、実際に事件があった現場で撮影することを断られたとTMZ.comが報じた。
同ドラマは実在したコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルとメデジン・カルテル、そしてエスコバルを捕らえ、最終的には殺そうと試みる麻薬取締局(DEA)のエージェントたちを描いた作品。
製作側は23年前にエスコバルが実際に撃たれ、亡くなった屋根の上でクライマックスシーンを撮影しようと思っていたらしいが、その家を借りている住人が断ったという。コロンビアのメデジンでは、今でもエスコバルのことを軽視するようなことはタブーとされているらしく、住人はコミュニティーと家の持ち主への敬意として使用を断ったらしい。結局は、違う場所の屋根を提供してもらい、シーンを撮影したようだ。
「ナルコス」は8月に第2シーズンが配信される予定だったが、ドラマの舵取りをするショーランナーが途中降板したことで、配信が遅れるのではないかとidigitaltimes.comなどは報じている。(澤田理沙)