スティーヴン・キング「IT」映画化、全米公開日が明らかに 6月下旬から撮影開始
ホラー小説界の巨匠スティーヴン・キング「IT」の映画化作品の全米公開日が2017年9月8日に決まったと The Hollywood Reporter ほか多数メディアが報じた。
本作は、ワーナー・ブラザースが企画している2部作の長編映画で、映画『MAMA』で一躍脚光を浴びたアンディ・ムスキエティがメガホンを取ることになっている。もともと、テレビシリーズ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」のキャリー・ジョージ・フクナガが監督を務める予定だったが、ワーナー傘下のニューラインシネマと製作費の問題でフクナガ監督が昨年5月に降板していた。その後、ムスキエティ監督が引き継ぎ、映画『アナベル 死霊館の人形』のゲイリー・ドーベルマンと共に、フクナガ監督とチェイス・パーマーが執筆していた脚本を改稿しているようだ。
原作は、ITと呼ばれていた不気味なピエロ、ペニーワイズによる連続殺人事件の恐怖に直面した少年少女たちの物語を、彼らの子供時代と大人になってからの現代の描写を交えて描いたもの。ペニーワイズ役に映画『なんちゃって家族』『メイズ・ランナー』で注目を浴びた若手俳優ウィル・ポールターが挑戦することになっている。撮影は6月下旬から開始されるようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)