アベンジャーズ最強説!ワンダ役のエリザベス・オルセン、キュートな不満を告白
最強チーム「アベンジャーズ」を分断する一大バトルが展開する『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(全国公開中)の登場キャラクターの中で、最も強い人物は誰なのか? メガホンを取ったルッソ兄弟の兄ジョー・ルッソ監督が、現地時間4月10日にロサンゼルスで行われた会見で一人の名を挙げた。
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そのキャラクターとは、エリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチ。秘密組織ヒドラの人体実験によって、感情の強さに比例して強大になるテレキネシス能力と心理操作能力を手にした彼女は、前作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を経てアベンジャーズの一員に。しかし、自分に自信が持てず、『シビル・ウォー』では、ある失敗から能力に疑念を抱くことになる。
そんなにワンダついて「彼女の能力には、限界がないと思う」というエリザベスは「でもマーベルのヒーローにはみんな弱点がある。彼女の場合は、自分自身が、能力のブレーキとなってしまう点なの」と分析すると、「ワンダは、何が正しいのか、いつ能力を発揮すべきなのかを常に考え、葛藤しているのよ」と語る。
一方のルッソ監督は「彼女が本領を発揮すれば、クライマックスの空港のバトルだって5秒で片付いてしまう。そのくらいパワフルなキャラクターなんだ」と証言。「彼女のようなキャラクターは、僕らにとっては実にトリッキーな存在。内面的な葛藤や欠点を与えて力を制限しないと、強すぎてストーリーから緊張感がなくなってしまう」とワンダの描写に細心の注意をはらったことを明かすと、「彼女は成長過程にある。その旅路は今後のシリーズでも描かれることになるよ」と約束した。
そんな、「アベンジャーズ最強説」が飛び出したワンダだが、エリザベス自身は、「空港のアクションシーンでは、ほかのみんなの足が速すぎて大変だった! こっちはヒールを履いてコルセットをつけているんだから、ちょっとペースを落としてくれればいいのにって思ってた……」とちゃめっ気たっぷりに述懐。チャーミングな笑みを浮かべながら、「でも、誰も容赦してくれないの! みんな腕を大きく振って遠くに消えてっちゃう!」と不満を述べ、周囲を笑顔に包んだ。(編集部・入倉功一)