前田健さんと直前にやりとり…佐藤二朗が悲痛な思いつづる
俳優の佐藤二朗が26日、同日に虚血性心不全のため亡くなったお笑いタレントで俳優の前田健さんをTwitterでしのんだ。
【動画】前田健さん原作・脚本・監督作『それでも花は咲いていく』
佐藤は「まだ言葉にならないが、これだけはその才を知る者として言葉にして言う」と切り出すと、「アイツは『お笑い芸人の』や『モノマネ芸人の』ではない。『芸人であり俳優の』だ。『20世紀少年』を見よ。『今日からヒットマン』を見よ。アイツがいかに俳優に本気だったか、分かるはずだ」と前田さんへの思いをつづった。
あややこと松浦亜弥のものまねでブレイクし、近年は俳優としても活躍していた前田さん。佐藤は映画『20世紀少年<第2章> 最後の希望』『今日からヒットマン』で前田さんと共演し、前田さんが監督・原作・脚本を務めた『それでも花は咲いていく』にも出演するなど親交があったようだ。
亡くなる直前の24日にも、佐藤がTwitterで「少数で奇特な俺ファンよ」とつぶやいたのに対し、前田さんは「ファンが少数?14万人もフォロワーがいる二朗さんがなにをおっしゃいますか」と反応。25日に新宿の路上で倒れ、心肺停止の状態で救急搬送されたことが報じられ、佐藤は「照れ臭くて返事しなかったことを後悔させるな。絶対、還って来い」とエールを送っていた。
佐藤は26日、前田さん宛てに「お前にもたくさんのファンがいるじゃないか。お前は俺に惚れてたが、俺はお前の才能に惚れてたよ。いつかそっちで一緒に芝居をやろうぜ。約束だ」とメッセージを送っている。(編集部・中山雄一朗)