SMAP中居正広に起こった変化　継承・終活への意識

　SMAPの中居正広が、最近自身に訪れた変化について口を開き、「自分が生かされている中で継承していく、残さなければいけないことがあるのではと思っています」と語った。

　死を迎えるまでにどのような準備を整えておくべきかという「終活」をテーマにした、特別番組「中居正広の“終活”ってなんなの？～僕はこうして死にたい～2016」（フジテレビ系）で司会を務めている中居。昨年実父を亡くし、死や終活という言葉が身近な状況になった彼だが、まだ自分の中で終活に対するしっかりとした答えは出ていないよう。番組収録を終えた中居は、「僕自身は終活について、リアリティーを持って準備しなきゃという思いと、いや、まだまだやりたいこともあり終活について考える感覚が乏しいというところをぐるぐる回っている感じです」と話し始める。

　だがそれも日々真剣に考えているからこそ。最近自分の中で変化があったという彼は、「事件や事故のニュースを見たときに、そこから何か学びがないと報い、救いがないのでは。そういう意識を持つことがちょっとした供養になるのかなと思います」と言う。また「自分は微力ですがなにか意識することが大事なのではないか、ようやくそんなことも考えられるようになりました」とも続けていた。

　同番組の放送は今回で2回目。中居は昨年2月に放送された第1弾では語らなかった、父親の最期を目前にした彼が行った「終活」についてのエピソードも番組中で触れている。中居は番組について「回を重ねることに意味があるのではと思っています」とコメントするとともに、「見る方それぞれに解釈の仕方もばらばらだと思いますので、なにかしらの意識を持ってもらえたらいいなと思います」と語っていた。（編集部・井本早紀）

土曜プレミアム「中居正広の“終活”ってなんなの？～僕はこうして死にたい～2016」は4月30日午後9時～11時10分にフジテレビ系列で放送