スピルバーグ待望の“巨人×少女”ファンタジー、邦題決定!9月公開!
スティーヴン・スピルバーグ監督にとって久々のファンタジーとなった新作の邦題が『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』に決定し、9月より全国公開されることが明らかになった。併せて、ビジュアルが公開され、足元だけの巨人・BFGと彼を見上げる少女・ソフィーの姿がお披露目された。
本作は『チャーリーとチョコレート工場』『ジャイアント・ピーチ』の原作者であるロアルド・ダールによる児童文学「オ・ヤサシ巨人BFG」(評論社)をスピルバーグ監督が映画化したファンタジー。物語の舞台はロンドンで、児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィーは、真夜中に窓から入ってきた “巨大な手”に持ち上げられ、突如「巨人の国」に連れて行かれてしまう。ソフィーを連れ去ったのは、夜ごと子どもたちに夢を届ける、やさしい巨人BFG「ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」。ひとりぼっちだったソフィーは、BFGと心を通わせ、奇妙な友情と信頼関係を育んでいく。
今回公開されたビジュアルには、足元だけのBFGと彼を見上げるソフィーの姿が幻想的に写し出されている。美しい景観を背に、劇中で2人がどんな冒険を繰り広げるのか、想像力を掻き立てられる仕上がりになっている。
本作には、これまでのスピルバーグ作品を支えてきた熟練のチームが集結。製作は『ジュラシック・ワールド』のフランク・マーシャル、製作総指揮は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のキャスリーン・ケネディ、また脚本を担当したのは、本作が遺作となった『E.T.』のメリッサ・マシスン。さらに『シンドラーのリスト』などでアカデミー賞撮影賞に輝いたことのあるヤヌス・カミンスキーが撮影、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』などのマイケル・カーンが編集に名を連ね、音楽はスピルバーグ作品には欠かせない名匠ジョン・ウィリアムズが手掛けるという豪華さ。
また、『ブリッジ・オブ・スパイ』で今年アカデミー助演男優賞に輝いたマーク・ライランスがやさしい巨人BFGを演じる一方で、新鋭ルビー・バーンヒルがオーディションを経てソフィー役に大抜てきされているなど、世代を超えた才能のぶつかり合いにも注目したい一作だ。なお本作は、2016年度カンヌ国際映画祭にて現地時間5月14日に、スピルバーグ監督やキャストを迎えワールドプレミアとしての特別上映が決定している。(編集部・石神恵美子)
映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は9月より全国公開