ライアン・ゴズリングがバットマンでラッセル・クロウがロビン!名コンビの爆笑会見
第69回カンヌ国際映画祭
現地時間15日、第69回カンヌ国際映画祭でアウト・オブ・コンペティション部門に出品されているコメディースリラー映画『ザ・ナイス・ガイズ(原題) / The Nice Guys』の会見が行われ、ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが劇中の名コンビぶりも納得の、相性抜群の掛け合いで会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
ひょんなことからコンビとなった二人の男が1970年代のネオン輝くロサンゼルスを舞台に、ポルノ映画にまつわる失踪・殺人事件の調査に乗り出し、大きな陰謀に巻き込まれていくさまを描いた本作。監督・脚本は『アイアンマン3』や『キスキス,バンバン』のシェーン・ブラックで、新たな名コンビが誕生したといえるほどコメディーにおけるラッセルとライアンの相性がいい。
そうした二人の間のケミストリーをどのように作り上げたのかと聞かれたライアンは「アレクサ(撮影用のデジタルカメラ)の新しい機能なんだ。“ケミストリー機能”って呼ばれている。ポストプロダクションで追加するんだよ」とつまみを回すしぐさをしながらさらり。
ラッセルが「俺たちの間には何のつながりもないんだよ」とそれに倣うと、ライアンは「ラッセルだけは撮影の全てをニュージーランドでやっていた。彼は『ロード・オブ・ザ・リング』を作った特殊視覚効果会社のWETAで撮影したんだ」と畳みかけ、「実際ほとんどが電話での作業だった」と締めくくったラッセル。見かねたブラック監督が「ラッセルが以前にすごくうまく説明していたよ。『ケミストリーはとてもシンプル。俺たちは単にお互いの話をよく聞こうとした』ってね」と解説していた。
また、続編の可能性について質問が上がった際には、指をすり合わせながら「いくらで?」と応じて沸かせたライアン。ラッセルに「俺はすごく忙しい男なんだ。悪いな、ライアン」と断られるも、「本当に? 僕一人でやれたらと思っていた。今回も一人でやったようなものだけど」と切り返し、二人の関係についても「僕がバットマンだ。彼はロビン」と答えてラッセルを笑わせていた。(編集部・市川遥)
第69回カンヌ国際映画祭は現地時間5月22日まで開催