『ファイト・クラブ』の原作者チャック・パラニュークが「ララバイ」映画化のためにクラウドファンディング開始!
映画『ファイト・クラブ』の原作者として知られるチャック・パラニュークが、自身の2002年の小説「ララバイ」を映画化するために、クラウドファンディングサイト、Kickstarterで資金調達を始めたことが Entertainment Weekly ほか複数メディアで報じられた。
本作は、独立系映画のフィルムメイカー、アンディ・ミンゴとジョシュ・リークが、パラニュークの原作の映画化権を昨年獲得して企画されている作品。製作はリークが行い、監督は短編映画『ロマンス(原題) / Romance』でもパラニュークとタッグを組んでいたミンゴが務める。パラニュークは製作総指揮を担当し、さらにミンゴと共に原作の脚色もするようだ。
原作のストーリーは、自身の子が乳児突然死した新聞記者カール・ストリーターが、同様の事件を調査し始めたところ、亡くなった赤ちゃんの家には全て「世界の詩と歌」という本が置かれていることを知り、真相を解明しようとするもの。同小説は、パラニュークの父親フレッドさんが銃殺され、その犯人の死刑が確定する間に執筆していた、パラニュークにとっても思い入れの強い作品。
Kickstarterでは、25万ドル(約2,750万円)を目標にキャンペーンが行われている。パラニューク自身の意欲作、はたしてどのような作品になるのだろうか?(1ドル110円計算) (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)