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旧ソ連の大ヒットカルトSF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』が15年ぶりに上映

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15年ぶりにリバイバル上映される『不思議惑星キン・ザ・ザ』
15年ぶりにリバイバル上映される『不思議惑星キン・ザ・ザ』 - (C) Mosfilm

 旧ソ連で公開当時1,570万人を動員し、2001年に日本でもロングランヒットを記録した1986年のSF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』がデジタル・リマスター版で8月より公開されることが決定した。

 本作は、“空間移動装置”により砂の惑星ブリュクにワープしてしまった男たちが「クー」としか言わない異星人たちに翻弄されながら地球に帰還すべく奮闘するさまを描いた超アナログなSF映画。プロペラのついた釣鐘のようなキテレツな形状の装置からしてトボけた雰囲気が漂うが、旧ソ連の社会情勢や、資本主義に対する皮肉や風刺など社会的なメッセージも込められた意欲作となっている。

 監督のゲネルギー・ダネリヤは、『AFONYA』(1975)で6,220万人動員のヒットをたたき出した旧ソ連(グルジア)の重鎮。同じく旧ソ連(グルジア)の名作曲家ギア・カンチェリが奏でる脱力系のスコアも必聴だ。(編集部・石井百合子)

『不思議惑星キン・ザ・ザ デジタル・リマスター版』は8月20日より新宿シネマカリテにてレイトショー公開(全国順次公開)

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