ジョディ・フォスター、日比谷に手形!ハリウッド女優&監督初!
ハリウッドの名女優ジョディ・フォスターが2日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、自身の監督作『マネーモンスター』の試写会イベントに来場し、ハリウッド女優そして監督として初めて、日本のウォーク・オブ・フェームとも言うべき日比谷シャンテ前の「合歓(ねむ)の広場」に飾るための手形を取った。
2008年の『幸せの1ページ』以来およそ8年ぶりの来日となったジョディはこの日、黒いドレス姿で登場。「今晩、映画を観てくださるんですよね! 大好きな日本で、日本のファンの方が新作を楽しみにしてくれている様子を見られて、本当にうれしい」とあいさつすると、会場に集まった大勢のファンからは大きな拍手が沸き起こる。
そんなジョディは、女優業での活躍に加え、監督やプロデューサーとしてもハリウッドに貢献していることから現地時間5月4日に、ハリウッドの殿堂入りを果たした。「実は、女優ではなく、監督として星をいただきたかったから、そのタイミングを待っていたの。ウォーク・オブ・フェームを訪れるたびに、子どもたちから『ママの星はどこ?』と聞かれて。時間がかかったけど、女優としてだけでなく、監督としても名前を刻むことができました」と誇らしげな表情。
そこで今回、日本の日比谷シャンテ前の「合歓(ねむ)の広場」にも飾るため、ジョディの手形を取ることになった。これまで、同所にはトム・クルーズやシルヴェスター・スタローンなどの手形はあったが、ハリウッドの女優&監督としての手形が飾られるのは今回が初めて。観客の前で手形を取ったジョディは「とてもうれしいし、エキサイティング!」と笑顔を見せた。なお、手形は7月に設置予定となっている。
ジョディにとって4本目の監督作となった本作。リー(ジョージ・クルーニー)が司会を務める人気財テク番組「マネーモンスター」が、拳銃を手にした男に占拠されてしまい、その事件の裏には驚愕の事実が隠されていた……という物語を描く。ジョディは「確かに監督をすることは難しい。監督には(スクリーンに映る)すべての選択がゆだねられるため、100%のビジョンを持っていなくてはいけない。そんな中で自分を持ち続けるためには、強さや自信が必要。監督は、映画が仕上がるまで、100%すべてを捧げなくてはいけないんです」と熱弁。それだけ、心血を注いだ作品ということで、「これからの計画は何もない。まずは睡眠を取りたいし、数年間ずっと一緒に過ごせなかった子どもたちや犬の面倒を見たいわね」と心境を明かした。(取材・文:壬生智裕)
映画『マネーモンスター』は6月10日より全国公開