小松菜奈、演じてみたいのは悪役 ギャップある意外な素顔
『近キョリ恋愛』『黒崎くんの言いなりになんてならない』に続き、新作ドラマ「高台家の人々」(dTVオリジナル)では学校の“王子”と恋に落ちる女子学生・由布子を演じるなど、さわやか恋愛青春ドラマの印象が強い小松菜奈(20)。だが彼女が今後演じたい作品で挙げたのは、殺人鬼役や悪役などの暗いもの! ギャップのある自身の素顔について明かした。
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ドラマ「高台家の人々」の衣装で現れ、「かわいいですよね」と笑顔を見せた小松。もともと古着が好きだという彼女にとっては、今から約30年前を舞台にしている本ドラマへの出演は、服飾やインテリア面でも楽しむことができたという。そのため普段から少女漫画などを読む乙女チックなプライベートを過ごしているのではと思われたが、彼女自身は兄から少女漫画ではなく少年漫画をおススメされる幼少期を過ごしたそうで、むしろドラマで演じている由布子のようなアクティブな性格だと言う。「結構物事をはっきり言ったり、思い立ったら行動したりするのは(由布子と)似ているなと思いました。なかなかアクティブだって思われないんですけれども。でも、そうではないんですよね(笑)」。
またドラマについて、「昔のピュアな恋愛が見られると思います」とほほ笑んだ小松。生まれた時から携帯電話がある彼女にとっては“不思議な時代”だったようだが、登場人物たちが面と向かって気持ちを伝えている姿に当時の良さを感じたそう。「今ってメールで告白する人もいるじゃないですか。もちろん便利だなとは思うんですけれども……今の時代は前に進みすぎていて、昔の方がまっすぐにコミュニケーションが取れていたのかなと思いました」と話した小松は、続けて「SNSのおかげで世界が広がったり、新しいことを知ったりすることもできるんですが、直接コミュニケーションをとって情報を得たりすることも必要ですよね」とコメント。よく現代っ子は携帯電話を手放せないなんて言われたりするが、彼女にはそれは当てはまらないようだ。
そんな小松の魅力は、多種多様な役への意欲が強いことにもある。「役作りでは振り切るという感じ」でさまざまな作品に挑んでいる彼女は、今回のような青春作品だけではなく、『渇き。』や『ディストラクション・ベイビーズ』といったバイオレンスな作品にも出演。「いろんな役のお話をいただけることも嬉しいですし、ぶっ飛んだ役をできることもありがたいなと思います」と感謝の気持ちを述べた小松は、今後はもっと悪い役もしてみたいと意気込み。「一見地味に見えるんですけれどもすごい殺人鬼だったというか。もちろんハッピーなものも楽しいですけれども、刺激的な作品でどう演じようと考えることは楽しいんですよ」といたずらっ子のような笑みを見せていた。(編集部・井本早紀)
dTVオリジナルドラマ「高台家の人々」は映像配信サービスdTVで独占配信中