スコセッシ、高倉健さんとの交流語る
2014年に亡くなった高倉健さんのドキュメンタリー映画『健さん』にハリウッドの巨匠マーティン・スコセッシ監督が出演し、健さんとの出会いなどの思い出を語っていることが明らかになった。
高倉健さんの魅力をジョン・ウー、マイケル・ダグラスらが再検証!
日本映画の一時代を築き、世界にその名を轟かせた健さんの素顔に迫る本作。生前に限られたインタビューしか受けなかった不世出のスターが何を考え、どう行動し、何を成し遂げたのか。健さんをリスペクトする映画人からの証言を交え、その疑問への答えを提示していく。
『ブラック・レイン』で健さんと共演していたマイケル・ダグラス。健さんへのリスペクトをかねてから公言するジョン・ウー監督。そして今回、出演が明らかにされたのがスコセッシ監督。『グッドフェローズ』『タクシードライバー』などを手がけてきた彼はプライベートで長年、健さんと連絡を取り合う仲だったという。劇中では、遂に共に仕事をすることがかなわなかった無念や、健さんとの出会いなどの思い出を語り、健さんのことを偲んでいる。
「漫然と生きる男ではなく、一生懸命な男を演じたい」「どんなに大声を出しても、伝わらないものは伝わらない。むしろ言葉が少ないから伝わるものもある」。そんな人生哲学を持っていた健さん。輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史も本作で辿られていく。(編集部・海江田宗)
映画『健さん』は8月20日より全国公開