長澤まさみ&市原悦子、新海誠『君の名は。』で声の共演!追加キャストに実力派!
俳優の神木隆之介と上白石萌音が声優を務める新海誠監督の新作アニメーション『君の名は。』の追加キャストが発表され、女優の長澤まさみと市原悦子が声の出演を果たしていることが明らかになった。
『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』など、美しい色彩ですれ違う男女の物語をつづってきた新海監督が、都会に暮らす男子高校生・瀧(神木)と、田舎町に住む女子高生・三葉(上白石)が奇妙な夢を通じて惹かれ合うさまを描き出す本作。長澤は瀧が密かに想いを寄せるバイト先の先輩・奥寺ミキ役を、市原は三葉の祖母・宮水一葉役を務める。
神木、上白石、長澤、市原の四人は今回が初共演となり、アニメ「まんが日本昔ばなし」をはじめ、市原の声を聞いて育ったという長澤は、「市原さんと一緒の作品に参加できて、本当に光栄に思います」と大喜び。「美人でおしゃれでしっかり者」という設定のミキは、新海監督によると、「ともすれば記号的表現の範囲内でも収まってしまう」役どころだが、スタジオジブリ作品『コクリコ坂から』などで声の仕事も経験してきた長澤は期待にしっかりと応え、新海監督も「圧倒的な実在感と共感性を吹き込んでくれました」と太鼓判を押している。
また市原は、数多くの声優・ナレーション経験をもつ声の大ベテラン。「アニメはどこまでも広がる世界で、そこに声の出演として参加するのは昔から大好きでした」と語ると、「『君の名は。』では、都会に憧れる若者たちの、掴みどころのない、希望と不安で揺れているような心情が描かれていて、それは私には新鮮で触れたことのない世界でした。分からないからこそ面白くて、やってみたいと思い、受けさせていただきました」と出演の経緯を説明。やはり「まんが日本昔ばなし」で育った新海監督は、「先祖から受け継がれてきた知恵と神秘の語り部」でもある一葉役には市原しか考えられなかったといい、「最高の語りをいただけました。ご出演いただけたことに、ひたすら感激しています」と感謝を述べている。
そのほか、三葉の妹・四葉を人気子役の谷花音、三葉の同級生・勅使河原克彦を人気モデルの成田凌が担当。さらに、三葉の同級生・名取早耶香役の悠木碧、瀧の同級生・藤井司役の島崎信長、同じく瀧の同級生・高木真太役の石川界人ら若手実力派声優も参加する(編集部・入倉功一)
映画『君の名は。』は8月26日より全国東宝系で公開