平均63歳の強盗団…320億円を盗んだ事件が映画化
映画『マン・オン・ワイヤー』『博士と彼女のセオリー』などの秀作を手掛けてきたジェームズ・マーシュ監督が、ロンドンの宝飾店街「ハットン・ガーデン」で起きた強盗事件を描く映画で監督を務めることになったとDeadlineが報じた。
2015年に起きた同事件は、ロンドンの中心部にある宝飾店街「ハットン・ガーデン」にある貸金庫業者の金庫が破られ、現金や宝飾品などおよそ2億ポンド(約320億円・1ポンド160円換算)が盗まれたというもの。この事件で9人が逮捕され、うち5人が実刑判決を言い渡された。犯人たちの平均年齢が63歳という、高齢な強盗団であったことも話題になった。
今回の映画化は、『リリーのすべて』『ヘイル、シーザー!』のティム・ビーヴァンとエリック・フェルナーの製作会社ワーキング・タイトルの下で企画されている。今年の3月に出版された米 Vanity Fair 誌の記者マーク・シールが執筆した記事「ジ・オヴァー・ザ・ヒル・モブ(原題) / The Over the Hill Mob」を基に、『ザ・ロード』のジョー・ペンホールが脚色する。
今のところキャストは明かされていないが、マーシュ監督の手腕でどのような仕上がりになるのか楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)