福士蒼汰&野村周平「恋仲」タッグで父子役!お父さんと呼んでにNO!
俳優の福士蒼汰が主演するフジテレビの2夜連続スペシャルドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚」の追加キャストが発表され、野村周平が、福士ふんする主人公の父親役を務めることが明らかになった。
同作は、2010年から2015年まで、「ヤングマガジン」(講談社)で連載された人気漫画「モンタージュ 三億円事件奇譚」の映像化作品。2009年の長崎を舞台に、ある老刑事から「三億円事件」の犯人は自分の父・鳴海鉄也だと告げられた高校生・鳴海大和(福士蒼汰)が、幼なじみの小田切未来(芳根京子)と共に事件の謎に迫る姿を、二人が活躍する「現代パート」と、事件が発生した当時の「1968年パート」の物語を交えて描く。
野村が演じるのは、1968年パートで“鳴海鉄也”を名乗る前の大和の父・川崎雄大の青年時代。二人が同じドラマに出演するのは、昨年7月に放送された月9ドラマ「恋仲」以来、およそ1年ぶりとなる。まさかの父親役に野村は、「現場で(福士に)“僕のことを、お父さんって呼んでよ”と言ったんですが、“やだ”と言われてしまいました(笑)。共演シーンはありませんが、『恋仲』が終わってすぐの撮影だったので、“(再び共演することが)早っ”と思いました」と苦笑。一方の福士も「共演させていただいた方と、こういう形ですぐにまたご一緒できるのはうれしいことです。しかも、今回は(野村が)お父さんになってしまいました(笑)。野村君とは同級生なので、本当に不思議な感覚です」と笑みを浮かべる。
現代パートで鉄也を演じるのは唐沢寿明。そのほか西田敏行、劇団ひとり、遠藤憲一、夏木マリらが出演する。そして、1968年パートの追加キャストとして、野村をはじめ、門脇麦、三浦貴大、渋谷謙人、ホラン千秋、瀬戸利樹など若手実力派が出演。一組の父子を通して描かれる、物質的には豊かだが未来への希望を見いだしにくい現代と、人々が理想の未来を夢見た過去に生きる若者たちの対比にも注目だ。
また本作では、長崎県・軍艦島(端島)で世界文化遺産の登録後、初めてロケを敢行。茨城県・高萩市、群馬県・高崎市、佐賀県・佐賀市など大規模な範囲で撮影された情景にも期待したい。(編集部・入倉功一)
「モンタージュ 三億円事件奇譚」はフジテレビ系で2夜連続放送 前編:6月25日 午後9時~11時10分/後編:6月26日 午後9時~11時9分