祈りで同性愛を無にする暴挙 セラピー&労働を強制
米テレビドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」でカーラ・ダンバース/カーラ・ゾー=エル/スーパーガールの同僚ウィン・ショットを演じているジェレミー・ジョーダンが、同性愛者のいとこを助けるために寄付を呼び掛けている。
クラウドファンディングサイトGoFundMeによると、テキサス州に住むジェレミーのいとこサラは17歳のレズビアンで、それを知った彼女の両親が祈りで同性愛を消し去ろうと全寮制のキリスト教の施設に彼女を送ってしまったというのだ。
施設では外部との接触を一切禁じられ、聖書に基づいたセラピーと労働を毎日強いられているらしい。一度逃げようとしたものの、すぐに連れ戻されてしまったという。テキサス州法では18歳になるまでは親の意向で全寮制の学校に強制的に入学させておくことができる。
集まったお金は一日も早くサラを解放するためにLGBT問題に精通した弁護士費用に使われる。お金が余った場合は、恐らく親が学費を払わないであろうことから、サラの大学の学費に回されるそう。
6月4日(現地時間)に開設されたページによると、6月9日(日本時間)時点で5万1,461ドル(約566万円)が集まっている。先日ゲイであることをカミングアウトした「ARROW/アロー」のコルトン・ヘインズも5,000ドル(約55万円)の寄付をしており、「胸が痛む。ジェレミー・ジョーダンのいとこが本当の自分として生きられるよう力を貸してください」とツイートしている。(澤田理沙)