スーパーマン衣装はムリ!ジュード・ロウ、オファー断る
俳優のジュード・ロウがかつてスーパーマン役のオファーを受けていたものの、かの有名なコスチュームが気に入らなかったことを理由に断ったとアメリカの人気トーク番組「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」で語った。
ハリウッドで幾度となく映画化されているスーパーマン。今年も『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が公開されるなど、アメコミ界を代表する人気キャラクターとして絶対的な地位をつかんでいる。そんなスーパーマン役のオファーを受けたことがあると明かすジュード。それはブライアン・シンガー監督が『スーパーマン リターンズ』(2006)を製作しようとしていた際のことだという。
「第一に僕はイギリス人だから、(アメリカのキャラクターには)ふさわしくないんじゃないかと思った。それに衣装のことを心配してたし、単純にスーパーマンの衣装が好きじゃなかった。でも監督はとても熱心だったから、カリフォルニアに出向いたんだ。そこで監督は『試しに(スーパーマンの)スーツを着てみてよ。すごいんだから。改良したばかりなんだよ』って言うから、『わかったよ、じゃあスーツを送っておいて』って」。
すると屈強なボディーガード付きですぐにスーツが届いたそうで、「そのスーツをバスルームで着てみたんだ。着たまま見回してみて、鏡に写る自分を見て急に……スーパーマンだな、よし。タ~タタタタ~って(スーパーマンの)音楽が流れ始めて、このコスチュームを着た僕の姿がポスターとして世界中に貼りだされるなんて……『まさか、あり得ない』と思って衣装を脱いだよ。だから2分間だけスーパーマンだったね、それで十分」と陽気に語っていた。
ジュードは現在、ガイ・リッチー監督がアーサー王と円卓の騎士を描く映画『ナイツ・オブ・ザ・ラウンドテーブル:キング・アーサー(原題) / Knights of the Roundtable: King Arthur』の撮影を終え、今秋から『シャーロック・ホームズ』シリーズ第3弾の撮影に参加する予定だ。(編集部・石神恵美子)