リアルお嬢様の河北麻友子、渾身の「おーほほほほほほ!」秘話
映画『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』で、過去に鈴木保奈美、松雪泰子が演じた伝説のお嬢様キャラにふんした河北麻友子が、「おーほほほほほほ!」という独特な麗子の高笑いができるまでの苦労話について語った。
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あまりの麗子の強烈キャラぶりに、「自分で演じているのに、それがツボに入って、笑いが止まらなくなってしまったこともあります」と語る河北。中でも一番苦労したのは麗子の独特なしゃべり方、そして「おーほほほほほほ!」という高笑いだったようだ。「最初は違和感ばかりで、自分のものになるまで、とにかく練習しました」と苦労したようで、カットがかかる前に息が続かなくて撮り直すこともあったそうだ。高笑いのコツについて、「息を続けるのが前提で、かなりの肺活量が必要なんです」と秘訣を明かした河北は、「ラストではいちばん幸せな麗子の高笑いが聞けると思います!」と渾身の高笑いに自信を見せた。
今回の劇場版では麗子にとって最大のライバルとなる留美(久松郁実)、御曹司・桐生(小林豊)が登場。2人との出会いにより、幸せだった麗子と哲也の恋にピンチが訪れる。「男性の心をくすぐるようなかわいさがある留美ちゃんと、麗子さまに究極の選択を迫る桐生さんの存在は劇場版の見どころのひとつ。劇場版はテレビドラマ版の撮影と同時に行うという異例の撮影スケジュールで、「1時間前までテレビ版を撮影していたのに、今度は劇場版のクライマックスシーンから撮影するという、どこか不思議な撮影方法でした」と気持ちを整理するのが難しかったと明かした。さらに、「常にハッピーでいるように心掛けました」と笑顔で語り、主演として撮影現場を引っ張っていこうという思いの中、撮影に挑んでいたという。
自身も生粋のお嬢様として知られる河北が挑んだ本作は、胸キュンなストーリー展開と歴代の麗子に負けず劣らず豪快な高笑いとともに、観る者をハッピーな気持ちにさせてくれるに違いない。(取材・文:くれい響)
映画『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』は6月11日より全国公開