ショートショート、グランプリ決定!黒木瞳、斎藤工らが華そえる
13日、国際短編映画祭「ショートショート フィルム フェスティバル&アジア2016」(SSFF&ASIA2016)のレッドカーペット&アワードセレモニーが都内で開かれ、オフィシャルコンペティション部門でハンガリー出身のクリストフ・デアーク監督の『合唱』がグランプリに輝いた。さらに、オフィシャルコンペティション部門の審査員を務めた加藤雅也、黒木瞳、テリー伊藤、CGアニメーション部門審査員の秋元梢、プレゼンターの斎藤工、MCを担当したクリス・ペプラー、知英のほか、EXILEのHIRO、河瀬直美監督、神田うの、叶美香ら、豪華なメンバーがレッドカーペットに登場した。
コンペティション部門の審査にあたった黒木は「どの作品にも監督の思いや表現へのこだわりが溢れていて、なぜこのコンセプトかがハッキリ伝わるのが、ショートフィルムの面白さ」と述べると、加藤は「長編映画のサンプルにとどまらず、ショートフィルムならではの表現とエンターテインメント性を持った作品が受賞作に選ばれた」とコメント。テリーも「みなさん早く1億円プレイヤーになってください」と、受賞者たちにエールを送っていた。
グランプリを獲得したクリストフ監督は「まったく予想しておらず、驚いていますし、本当にうれしい。こんなに大きくて重いトロフィーをいただいて、帰りの飛行機はチケットを取りなおさなければなりませんね」と軽いジョークで会場を沸かした。グランプリ作『合唱』は、転校生の少女ジョフィーが校内で有名な合唱団に入ったことをきっかけに、仲間と合唱団の指揮者である先生に立ち向かっていくさまを描く。本作は、グランプリ受賞と同時に2017年2月開催の第89回アカデミー賞短編部門ノミネートの選考対象となることが決まった。(取材/岸田智)
「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016(SSFF&ASIA)」は6月26日まで、東京は表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、他3会場、横浜はブリリア ショートショート シアターで開催
<SSFF&ASIA 2016各賞一覧>
■ グランプリ
『合唱』監督:クリストフ・デアーク(ハンガリー)
■ オフィシャルコンペティション アジア インターナショナル部門 優秀賞(東京都知事賞)
『キープ・ゴーイング』監督:ゴン・キム(韓国)
■ オフィシャルコンペティション ジャパン部門 優秀賞(東京都知事賞)
『眠れない夜の月』監督:八代健志
■ CGアニメーション部門 優秀賞
『アイスコーヒー』監督:フランソワ・ルロワ、ステファニー・ランザック(フランス)
■Fashion Short of the Year 2016
『Comfort』監督:グラント・クラトラ、ルイ・レヴィ(フランス)
■Brillia New Luxury アワード
『アナザー ティー?』監督:古波津陽(日本)
『思いやり』監督:ブラミール・ビスカーヤ(コロンビア)
■ひかりTV アワード
『ソシオパス』A.T.(日本)