アガサ・クリスティの伝記映画2本！主演はアリシア？エマ・ストーン？

　小説「オリエント急行の殺人」「そして誰もいなくなった」など数々の名作を手掛けてきた英作家、故アガサ・クリスティさんを題材にした映画が、米ソニー・ピクチャーズと米パラマウント・ピクチャーズでそれぞれ企画中であると The Hollywood Reporter などが報じた。

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　まずソニーは、映画『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞に輝き、今最も注目されている若手女優のアリシア・ヴィキャンデルを主演候補に挙げている。ストーリーは、家事などの妻としての仕事が嫌いな若きプロト・フェミニスト（フェミニストと呼ばれる前の反差別的思想家）であるクリスティさんの人生を描いたもので、タイトルは『アガサ・クリスティ（原題） / Agatha Christie』。

　一方、パラマウントは、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでおなじみのエマ・ストーンを主演候補にしていて、ストーリーは、小説家として一躍有名になったクリスティさんが11日間失踪していた実際の事件を描くもの。タイトルは『アガサ（原題） / Agatha』になる予定。

　現在、両社とも、クリスティさんの遺産管理団体から映画化権を取得しなければいけない状態。ちなみに米20世紀フォックスが、『オリエント急行殺人事件』のリメイクをアンジェリーナ・ジョリーと出演交渉しながら進めているが、映画化権を獲得するのにはおよそ7年もかかったそう。クリスティさん本人を描くとなると、許可を得るまでかなり時間がかかりそうだ。 (細木信宏／Nobuhiro Hosoki）