アカデミー賞受賞『善き人のためのソナタ』監督&俳優コンビ再タッグ!
映画『善き人のためのソナタ』で、2006年アカデミー賞外国語映画賞に輝いたドイツ人監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが、同作に出演した俳優セバスチャン・コッホと新作で再びタッグを組むことになったとDeadlineなど複数媒体が伝えた。
『ワーク・ウィズアウト・オーサー(原題) / Work Without Author』というタイトルの新作は、東独にやってきた一人のアーティストの男性が、かつて迫害を受けたナチ時代のトラウマにかられながらも女性と恋に落ち、新たな人生を模索していくというドラマを描く。コッホは、映画『リリーのすべて』でアイナーの執刀医ヴァルネクロスを演じている。ほかに、映画『フランス組曲』のトム・シリング、『ルートヴィヒ』のポーラ・ビールらも出演予定。
また、『善き人のためのソナタ』の製作パートナー、ベータ・シネマも再び製作チームに参画、同社は世界配給権のセールスも担当する。
ドナースマルク監督は、2010年にアンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップというビッグネームを主演に迎えた映画『ツーリスト』の監督/脚本も手掛けている。
本作はベルリンで撮影が始まったばかり。公開は2017年予定だ。(鯨岡孝子)