4人に1人が見た!?AKB総選挙、新潟の視聴率26%超え 地方の下剋上
18日にフジテレビで生中継された「第8回AKB48総選挙SP」の第3部(8時51分~9時24分)の平均視聴率が、関東地区で17.6%(ビデオリサーチ調べ)、昨年夏に結成されたNGT48の活動拠点・新潟で放送したNSTでは34.5%(NST発表)を記録。さらに新潟地区では6:30~9:24の174分間の平均視聴率は26.0%に。また、今回3度目の女王に輝いた指原莉乃が所属するHKT48の本拠地である北部九州地区では3部平均視聴率19.3%をマークするなど、地方からのAKB48グループへの期待が、高視聴率として如実に表れた。
今年は、NGT48の活動拠点・新潟にある「HARD OFF ECO スタジアム新潟」で開催されたAKB48の“総選挙”。関東での瞬間最高視聴率は19.9%で、午後9時10分にイベント進行を務める徳光和夫の口から1位・指原の名前がコールされ、24万3,011票という史上最高得票数を大幅に更新したときだった。
1位を獲得した指原のように、東京・秋葉原のAKB48の所属ではないメンバーの台頭が目立ってきたAKB48グループ。実際、総選挙で80位以内にランクインしたメンバーをグループごとに分けると、AKB48が28人、SKE48が20人、NMB48が11人、HKT48が19人、NGT48が2人(兼任メンバーは所属元グループで算出)。開票イベントは、「AKB48 45thシングル選抜総選挙~僕たちは誰についていけばいい~」という名で開催されたが、もはやその半分以上がAKB48ではなく、ほかグループ(HKT48、SKE48、NMB48、NGT48)のメンバーだった。
新潟はNGT48が結成から1年未満にもかかわらず、加藤美南(NGT48)が76位にランクインするなど勢いを見せている。東京の人気メンバーを地方のファンが応援し、AKB48が姉妹グループに差をつけていた時代は終わりつつある。地元からの支持をしっかりと獲得している姉妹グループからAKB48への下剋上は始まっている。(編集部・井本早紀)